個人の食べ歩きブログ食事の記憶を、少し詳しく。

調査記事 / 焼肉

タン・ハラミ・ホルモンの基礎――名前と部位を整理する

焼肉では、カルビやロースと一緒に、タン、ハラミ、ミノといった名前が並びます。何となく頼んでいるものを、体のどの部分かという視点で見直すと、注文も店の説明も少し分かりやすくなります。

タンとハラミは、どこの肉か

日本食肉消費総合センターの用語集では、タンは舌、ハラミは横隔膜と説明されています。舌も横隔膜も、食肉の資料では可食副生物の分類に含まれています。見た目が赤身肉に似ているかどうかと、分類上の位置づけは別です。

肉の部位図を読むときには、サーロインやヒレなどの分類と、こうした名称の欄を分けて見ると整理できます。どちらが上等かという序列ではなく、何を食べているかを知るための区分です。

出典:[1] 日本食肉消費総合センター・[2] 日本食肉消費総合センター・[4] 日本食肉消費総合センター

ハラミとサガリの呼び方には幅がある

同センターは、横隔膜の腰椎に近い部分をサガリ、腹部側をハラミと分ける場合と、両方を含めてハラミと呼ぶ場合を説明しています。同じ名称でも、どのように区切って提供しているかは店に確認できます。

メニューに「ハラミ」とだけ書かれているとき、説明なしに細かな位置まで決めつける必要はありません。気になれば「サガリとは分けていますか」と聞くと、店の使い分けを知るきっかけになります。

出典:[2] 日本食肉消費総合センター・[3] 日本食肉消費総合センター

ホルモンは、具体的な名前まで見てみる

同センターの牛内臓の説明には、ハツ、レバー、ミノ、センマイ、小腸、大腸など、さまざまな部位が挙げられています。「ホルモンがおいしかった」という感想も、どの部位を食べたかが分かると次の注文に使いやすくなります。

ホルモンは、具体的な名前まで見てみる
よく見る名前資料上の対応
タン舌
ハラミ・サガリ横隔膜
ハツ心臓
レバー肝臓
ミノ第一胃
センマイ第三胃

出典:[4] 日本食肉消費総合センター

部位名と、その日の食感をセットにする

同じ部位でも、薄切りか厚切りか、塩かたれか、どのように調理されたかで、残したい感想は変わります。「タンは硬いもの」と一般化するより、その日の厚さや、自分が感じた噛み応えを添えるほうが具体的です。

初めて食べるものは、名称を聞いてから一皿ずつ覚えるくらいで十分です。気に入った部位を見つけたら、注文名と店で聞けた説明をメモしておくと、再訪したときにも比較できます。火入れについて分からない場合は、店の案内を受けて食べます。

出典・確認した資料

  1. 用語集:タン ↗日本食肉消費総合センター / 確認 2026.10.23

    タンが舌であること。

  2. 用語集:ハラミ ↗日本食肉消費総合センター / 確認 2026.10.23

    横隔膜とハラミ・サガリの呼び分け。

  3. 用語集:サガリ ↗日本食肉消費総合センター / 確認 2026.10.23

    サガリの位置と、ハラミに含める呼称の例。

  4. 用語集:牛内臓 ↗日本食肉消費総合センター / 確認 2026.10.23

    可食副生物の分類と名称。

掲載情報の訂正はお問い合わせからお知らせください。